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バーダー用語の基礎知識: 証拠写真【しょうこ・しゃしん】

語釈:多くの場合、自分が撮った鳥の写真を謙遜してこのように言う。ただ写っているだけ、構図も露出も全然よくないし、場合によっては、ピントも合ってないし、被写体ブレもしてたりして、全然ダメダメなこともあるが、とりあえず撮るには撮れた、という場合に用いる。まれに、誰がどう見ても素晴らしい写真なのに、このように自分の写真を呼ぶ嫌味な人もいる。(そんな人は次から無視しよう!笑) 多くの場合、「俺が本気を出したらもっと上手に撮れるんだけど、今回はちょっと失敗したな」という言い訳がましい含意を持つ。例:「さっきの、撮れた?」「まあね。でも証拠写真レベルだけど」
sanko-DX2_3343.jpg
EOS-1D X Mark II, EF 800mm F5.6L IS USM

 改めて考えてみれば、 証拠写真って、おかしなことばだ。だって実際のところ、何の証拠にもなってない!

 ふつう証拠写真と言えば、例えば興信所の人が浮気の現場を押さえたりしたもののことだろう。

 その場合、誰が、いつ、誰と一緒に、どこにいて、何をしていたのか、またその写真を撮ったのが誰なのか、が明白でなければ証拠には到底なりはしない。

 なのに、野鳥の写った「証拠写真」の場合には、誰がいつどこで撮ったか、なんてまず明らかにされないし(ブログ掲載の「証拠写真」ならブログ主はたいてい匿名、また「野鳥保護のため」とかいうもっともらしい言い訳を添えていつ・どこで撮られた写真かも隠匿される)、そもそも何が写っているか怪しい写真さえもが「証拠写真」と呼ばれることもあるのだ。

 ほんとに変な使い方。要注意だ!(笑)

 
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コメント

No title

まったくその通り。
なんら証拠価値のない写真を「証拠写真」「証拠程度」
などど呼んでいて、そのおおくは撮影者の自慢と自嘲
という相反する感情が綯い交ぜになっている感じです。
不快なエクスキューズ、ほんとに要注意!

大学の研究室や山階鳥研に行けば
正しい証拠写真がいっぱいあります(笑)。

ご同意光栄!

blind-sideさん

コメントありがとうございます。またご同意いただけて安堵しました。みなさん、あまりに自然に使う言葉なので、違和感を持ってるのは自分だけ?状態だったもので、仲間がいて嬉しい限りです。

「自慢と自嘲が綯い交ぜ」、なんかすっきりしました。そこに違和感の原因があったのか!^^

「証拠写真」ってのは実は撮るのは難しいはずですからね。「失敗写真」の代わりに使うのはやはり違うのかと。

で、それでも使う人は、やはり「失敗」ということばを使いたくないのかな? そんなに自尊心の高くもつと大変でしょうに。なんて他人事ながら心配してしまいます。

恐れ多いですが、山階科鳥類研究所の本物の証拠写真、いつか見られたら楽しかろうと思います。僕のようなずぶの素人も見に行けるものだとしての話ですが。爆


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